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「同一商品でもJANコードが複数できてしまい、システム上では別商品として複数登録されている。―正確な在庫管理を行いたい」
創業90周年を迎える大分県の老舗靴専門店カガシヤ様は、前システムのサポート終了を機に、正確な単品管理の実現に向けて、システムの刷新に着手しました。
専門小売店向けPOSシステム「ATEMS Retail(アテムス リテール)」の導入を機に、正確な単品管理を実現。商品管理の信頼性が飛躍的に向上しました。
導入から約5年。現在はEC連携機能も活用し、地元のみならず全国への販売体制を強化されています。

今回のインタビューは、全体的な経営判断から商品構成の方向性、ECの売上・在庫バランスなど、全体統括される代表取締役社長の星野様と、ATEMS Retailを使用した日々の商品管理を担当される商品課主任の寺田様にお話を伺いました。
- ATEMS Retailを導入されるまでの経緯を教えてください。 -
星野社長:
前システムのサービス終了に伴い、新しいシステムへの移行が必要になった、というところが一番大きなところです。
小田(プラネット営業担当、以下営業担当):
お引き合いをいただいた際は、前システムのサービス終了でリプレイスを検討されている企業様が多く、弊社にもご相談を多くいただいていた時期でした。なので「POSリプレイスなら私にお任せください」という気持ちでご提案させていただきました。
- 前システムのサービス終了に伴う、システム入替が必要だったとのことですが、前システムでは何か課題を感じられていましたか? -
星野社長:
結果論になりますが、前システムではPOSシステムと基幹システムが未連動だったこと。また、汎用性が高い反面、同一商品でも商品マスタが複数作成できてしまう仕様でした。
当時はそこまで不便を感じていませんでしたが、振り返ると商品マスタが複数化することで商品管理が煩雑となり、在庫ロス、販売機会ロスが発生しやすいシステム環境だったと思います。
ATEMS RetailでPOSと在庫が一気通貫管理になったことや、商品マスタを統合することによって、精度の高い単品管理に繋がり、結果として在庫ロス、販売機会ロスが削減できました。
- 実際にデモ環境などを触られてみて、ATEMS Retailはどのような印象でしたか? -
星野社長:
正直当時はATEMS Retailが使いやすいのかどうか、というのはちょっと分からなかったです。しかしシステム移行が急務だった中、色々と当社にフィットしそうだと感じたため、まずは導入してみて試してみようという気持ちでした。
- 実際にご導入いただいた際のハードルはありましたか? -
星野社長:
ATEMS Retailは小売店向けに特化しているPOS・在庫管理のパッケージですので、当社の使い勝手がいいようにカスタマイズするというよりは、パッケージに合わせた運用をするのがベターだなと思っておりまして、プラネットも同じ意向でした。
パッケージに合わせた運用にしていく、というところで大変さはありましたが、プラネットの導入支援担当の方とともに進めることができましたし、結果的にパッケージに合わせて非常に良かったなと思っています。
また、プラネット導入支援担当者の協力の元、自社運用マニュアルを構築し、システム研修の中で操作方法と共に、自社の運用を全ての担当者にしっかりと浸透させることができました。
小田(営業担当):
星野社長が「人がシステムに合わせる」という考えをお持ちだったからこそ、スムーズな立ち上げができたと思っています。
社長や寺田様にご協力いただいたことで、現場とのギャップを埋めていくことができ、弊社導入支援担当者も、運用を一緒に作り上げさせていただいたことを大変ありがたく思っております。

- 導入後はどのような効果がありましたか? -
星野社長:
前システムではPOS連携を行っていませんでしたが、ATEMS Retail導入を機に、POSと在庫を一気通貫で管理できる体制になりました。
結果、在庫ロス、販売機会ロスを限りなく最小限に減らすことができたのが非常に大きかったですね。

単品管理の徹底により帳簿在庫と実在庫の乖離が改善し、ほぼ正確な在庫と取引が把握できる体制になりました。
また、以前はPOSと連携されていないことで、棚卸しのたびにロスが発生していましたが、その確認作業に費やす時間も格段に減りました。
寺田様:
棚卸しロスについて具体的な数字でいうと、ATEMS Retailを導入した7月に最初の棚卸しをして、その後11月の棚卸し結果を前システムと比較したところ、棚卸しロスは約70%削減されました。
- 寺田様の業務にはどのような変化がありましたか? -
寺田様:
単品管理ができるようになったことで、在庫の不一致が大幅に減りました。
前システムでは、仕入入力をしながら商品マスタを作成できる仕様だったため、仕入入力の過程で商品コードなどの入力ミスがあっても新しい商品マスタが作成され、在庫データとして登録されてしまっていました。そのため、間違えれば間違えるほど無制限に増えてしまう状況でした。
ATEMS Retailでは、先に商品マスタを作成してから仕入入力をするという順序が徹底されているため、ATEMS Retail導入後は運用が変わり、こうした不一致がなくなりました。
また、基幹システムへの売上入力がPOSと連携していなかったため、売上入力漏れも相当数ありましたが、それも解消されました。

- 業務フローの変更で注力された点はありますか? -
寺田様:
商品マスタを自由に発行できなくなったことで、各バイヤーと「これはできる、これはできない」を一つひとつ決めていく過程は必要でした。
ATEMS Retailのパッケージでできることを確認したうえで、バイヤーと「これからこの商品のデータ作成をどうしていくか」というのを決めていくことで、単品管理の実現に繋げられたと思います。
- ATEMS Retailの分析機能は活用されていますか? -
星野社長:
はい。特にバイヤーを中心に、商品分析を非常に活用しています。
前システムは夜間自動更新だったため、翌日にならないと最新情報が見られませんでした。ATEMS RetailはリアルタイムでPOSと連動しているため、今の進捗状況がすぐに分かります。これは非常に大きいです。
寺田様:
在庫修正も仕入入力も全てリアルタイムで反映されるので、今まで1日待っていた確認作業がその場で行えます。修正や入力ミスがあっても、その場ですぐにリカバリーできるのも助かっています。
- 導入後、意外に良かった機能はありますか? -
寺田様:
Excel出力ができることです。前システムではExcel出力ができず、コピー&ペーストもできませんでした。
ATEMS RetailではJANコードを貼り付けて検索したり、データを加工したりすることが全般的にできるので、大変助かっています。
星野社長:
CSV出力も非常にありがたいですね。ECでも活用していますし、今後もいろいろなシステムとの連携で活用していけるのでありがたいですね。
- 昨年からオプション機能のCROSS MALL連携を開始されましたね。 -
星野社長:
はい。現在は楽天市場のみですが、実店舗と楽天市場の在庫が、CROSS MALLを介して一気通貫で自動化された仕組みができました。
正直まだ自動化に慣れきっておらず、今まで手動だったものが全自動になるという考え方への切り替えに時間がかかっています。ただ、慣れてくれば工数削減によるコスト面でのメリットが大きく出てくると期待しています。
そのうえで、今後はAmazon、Yahoo!ショッピングといった三大モールへの展開も必須と考えており、可能な限りモールを増やしていきたいと思っています。
- 今後、プラネットに期待することを教えてください。 -
星野社長:
小売業の現場に即して使い倒せるシステムであり続けてほしいですね。
今、CROSS MALLとPOS連携などのATEMS Retailを中心とした連携が深まってきています。今後はEC注文に対する店舗在庫引き当て機能などが増えていくと、より使いやすくなると期待しています。
小田(営業担当):
カスタマイズをすれば色々できますが、コストもかかります。コストと結果のバランスを見ながら、できるだけコストをかけずに結果が出るような形でご支援させていただきます。

- 最後に、システムリプレイスを検討している企業様へのメッセージをお願いします。 -
星野社長:
お金をかければカスタマイズも柔軟にできると思いますが、当社のようにそこまで予算がない会社に対しても、プラネットは会社に合わせてしっかりと向き合ってくれました。
基幹システムの入れ替えは非常にハードルが高いものです。だからこそ、ベンダーが一緒に取り組んでいこうという姿勢を見せてくれることが、最終的に一番大きな決め手になると思います。
小田(営業担当):
全国の靴小売業の皆様から「カガシヤさんで使っているなら安心だね」と言っていただけることが本当にありがたいです。カガシヤ様のおかげで、プラネットへの最初のハードルが下がっていると感じています。
星野社長:
同業の方々にプラネットのATEMS Retailを活用してもらうことは、活用事例が増え私たちの知見も深まる恩恵があることです。業界全体が良くなるよう、私たちもフォローしていきたいと思っています。
では、以上になります。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。
※ 事例紹介取材日時 : 2026年1月
※ 本事例の掲載内容は、取材時のものです
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