
専門小売店の顧客接点強化やリピーター獲得において、
注目を集めているのが「デジタル会員証」です。
物理会員カードからデジタルへの移行が進むなか、
店舗運営におけるマーケティングのあり方も大きく変わりつつあります。
今回は、デジタル会員証とは何かといった基本から、主な機能とその活用によるメリット、
実際の導入時に押さえておきたいポイントまでを分かりやすくお伝えします。
デジタル会員証とは?
デジタル会員証とは、スマートフォンアプリなどを通じて提供される電子版の会員カードです。
従来の物理会員カードとは異なり、スマホ一つで会員情報の確認や特典の利用、ポイント確認などが可能です。
導入のメリット
デジタル会員証のメリットは、単なる「カードの電子化」にとどまりません。
顧客との関係構築や顧客データを活用した販促の最適化、業務効率の向上まで、
売上とリピーターを増やすための機能が集約されています。
1. 再来店・単価アップにつながる「関係性マーケティング」ができる
ポイント/ランク制度をお客様自身がいつでも確認できるようになります。
さらに、お客様の購買履歴に応じて、一人ひとりに合わせた情報発信も可能です。
例えば、
● 単価アップにつながる「あと〇〇円でランクアップ」といった表示
● 再来店を促す「次回来店時に使える値引クーポン」などのクーポン発行やお知らせ配信
など、お客様の購買履歴や来店頻度をもとに
お店側がアプローチしたいお客様に向けて、
店舗外からも効果的にアクションできるため、来店機会を逃しません。
人手不足の現場でも、売上につながるアクションが持続的に実施できるのが大きな強みです。
2. 常に最新の顧客情報が手に入る仕組みづくりができる
デジタル会員証では、お客様ご自身にスマートフォンから会員情報を登録してもらう
仕組みが基本です。 これにより、氏名・性別・年代・居住エリア・誕生日などの情報を、
店舗側が手入力する手間なく正確に取得できます。
また、お客様が情報を更新した際にもリアルタイムで反映されるため、
「以前の登録内容のまま連絡が取れない」「住所が変わっていた」などのトラブルも防止できます。
店舗にとっては、常に新しい状態の顧客情報をもとに販促ができるため、
● 誕生日クーポンやエリア限定のセール告知
● 年代・性別に合わせたキャンペーン配信
といったパーソナライズされたマーケティングが可能になります。
結果として、「的確なタイミング・内容でのアプローチ」ができ、
反応率の向上やリピーター化の促進につながります。
3.紛失や再発行の手間を軽減できる
物理会員カードは「なくした」「忘れた」「再発行してほしい」といったトラブルがつきもの。
一方、スマートフォンを使ったデジタル会員証なら、端末さえあれば再発行不要で
すぐに使えるのが特長です。
お客様にとっても「財布がパンパンにならない」「履歴がすぐ見える」などの利便性があり、
店舗にとっては物理会員カードの再発行対応や管理の業務負担がゼロに近づくというメリット
があります。
導入のポイント
ここでは、導入前におさえておきたい3つのポイントをご紹介します。
1.アプリの機能
デジタル会員証にはさまざまな種類があり、提供機能や連携範囲もサービスにより異なります。
それにより店舗での運用スタイルにも影響を与えることもあります。
そのため、スムーズに導入して効果的に活用するには、
自社の導入目的や運用体制・店舗規模に合ったアプリを選ぶことが重要です。
たとえば、次のようなタイプに大きく分けられます。
●シンプル設計タイプ:
ポイントカードやクーポン配信など、基本的な機能に絞り、初期費用や月額費用を抑えて
導入・運用できるのが特徴です。個店や小規模チェーンで手軽に始めたい場合に適しています。
●多機能タイプ:
基本機能に加えて高度な顧客分析やEC連携、外部サービスなどの機能が備わっており、
施策の幅を広げられるのが特長です。
多店舗展開やデータ活用を重視する企業に向いています。
上記の他にも、提供される機能は各社異なります。
どのアプリを選ぶかでリピート施策などの会員施策も変わってくるので、
比較検討の際は、アプリ機能と会員施策を照らし合わせながら、最適な選択肢を見つけてください。
2.店舗での運用イメージ
アプリによってはPOSと連携できず、スタッフが手作業でポイントを入力・管理するケース
があります。
連携しない場合はコストを抑えられるメリットがありますが、
● 忙しい時間帯にも対応できるか
● アルバイトの方でも無理なく運用できるか
など、事前に現場での運用イメージを確認しておくと安心です。
POSと連携できるアプリであれば、操作が自動化され、
スタッフの業務負担を大きく減らすことができます。
ただし、POS連携はオプション扱いで追加費用がかかる場合もあるため、
導入前にベンダーへ費用や対応範囲を確認しておくことが大切です。
3.既存会員データの移行内容・移行方法の確認
物理会員カードや既存会員の情報をどう引き継ぐかは、
導入時の大きな課題です。
● 既存会員データ(CSVやExcelデータなど)を取り込むための
インポート機能が整っているか?
● 移行すべき顧客情報やポイントは、移行可能か?
● データ移行を行う担当者と移行のタイミングをどうするか?
データ移行後も継続して顧客接点を持つためにも、このようなデータ移行の機能確認や、
移行のタイミングをいつにするかなどを押さえておくことで、スムーズな切り替えが実現できます。
各サービスの費用や提供形態は、搭載機能やカスタマイズ範囲によって大きく異なります。
そのため、単純な機能と価格の比較だけでなく、会員施策の実行や店舗スタッフの使いやすさなどの
運用面、既存会員データの移行を含む導入時のサポート体制といった観点を含めて、
検討することが導入成功のポイントとなります。
デジタル会員証を活用して、顧客とのつながりを次のステージへ
デジタル会員証は、お客様との関係を「来店時の関係構築」から
「継続的な関係構築」へと進化するための大きなステップとなります。
ここまで導入のポイントをご紹介してきましたが、
「では実際に、どのような製品を選べばよいのか」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした皆様に向けて、弊社では専門小売店様向けにPOSと連携可能なデジタル会員証をご提供しております。
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